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その大きな術式は、守護霊の俺と、直接会話出来るものだった。
彼女の霊力を、無理矢理、増強させ、
身体と精神を、少しだけ分離させて、手で会話するのだ。
初めて、この術式を使われた時、俺は、嬉しかった。
今まで、曖昧にしか取られていない会話を、しっかりと、彼女に伝える事が、出来るのだから。
俺が、少し浮かれている事もあって、彼女に長々と語ってしまった。
彼女は、大きな術式を始めて使っているのもあって、
相変わらず、半信半疑で、でも俺の言葉に、しっかりと耳を傾けてくれた。
それが、また嬉しくて、俺は、冷静を保ちながら、心の中では、かなり浮かれていた。
そのせいもあったのかもしれない。
その後、彼女に大きな反動が来た。
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