0人が本棚に入れています
本棚に追加
その大きな術式は、霊力が少ない彼女に大きな負担となった。
もちろん、その術式によって、俺は、彼女に、今後の将来において、
良い方向に導く事が出来た。
また、そこからの彼女の14年は、今後の人生に関わる、
財産を、たくさん手に入れた。
ただ、その術式の後、彼女は、数年の間、霊に取り憑きやすくなり、
また、よく霊に関する悪夢をよく見るようになった。
俺も、あまりにも酷い悪さをする者は、排除していたが、
あれもこれも、排除していたら、彼女の身体に、精神的にも、身体的にも負担を、逆にかけてしまうため、多少の取り憑きは、放置するしかなかった。
一度、大きな強い地霊が、彼女と契約をした。と言って、彼女の中に入り込んだ事があった。
俺は、必死になって、抑え込んでいたが、結果的に、最終手段で、引っ越すという選択をした。
彼女にとって、素晴らしい土地だったのに、残念な事になってしまった。
霊感が少ない彼女には、何故か分からないけど、いきなり恐怖に襲われ、
怖くなるという感覚が、日々が増えていた。
引っ越しした先は、ものの見事のように、彼女は、霊に襲われる事も、取り憑かれる事も、悪夢を見る事も、殆ど無くなった。
最初のコメントを投稿しよう!