とある 守護霊の話。

5/9
前へ
/9ページ
次へ
その大きな術式は、霊力が少ない彼女に大きな負担となった。 もちろん、その術式によって、俺は、彼女に、今後の将来において、 良い方向に導く事が出来た。 また、そこからの彼女の14年は、今後の人生に関わる、 財産を、たくさん手に入れた。 ただ、その術式の後、彼女は、数年の間、霊に取り憑きやすくなり、 また、よく霊に関する悪夢をよく見るようになった。 俺も、あまりにも酷い悪さをする者は、排除していたが、 あれもこれも、排除していたら、彼女の身体に、精神的にも、身体的にも負担を、逆にかけてしまうため、多少の取り憑きは、放置するしかなかった。 一度、大きな強い地霊が、彼女と契約をした。と言って、彼女の中に入り込んだ事があった。 俺は、必死になって、抑え込んでいたが、結果的に、最終手段で、引っ越すという選択をした。 彼女にとって、素晴らしい土地だったのに、残念な事になってしまった。 霊感が少ない彼女には、何故か分からないけど、いきなり恐怖に襲われ、 怖くなるという感覚が、日々が増えていた。 引っ越しした先は、ものの見事のように、彼女は、霊に襲われる事も、取り憑かれる事も、悪夢を見る事も、殆ど無くなった。
/9ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加