いきなり災難

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クロトがグラキエースに乗ってやって来た。 「フット!お前が出る幕は無い!このグラキエースの炎で黒焦げになるが良い!行けグラキエース!!」 「グラーーーッ!!」 グラキエースは咆哮を上げながら炎を吐いた。 「うわあーーーっ!!」 フットはグラキエースの炎から逃げ惑う。 「あっはっは逃げろ逃げろフット!」 クロトは嘲笑う。 ーーー 「うわあーーーっ!!」 フットは起き上がる。まだ外は暗かった。 「夢か………」 フットは寝汗を腕で拭う。 朝ーーー 「フット大丈夫顔色悪いよ?」 「あぁ平気平気」 シエリが心配する。フットは誤魔化したが。 「クロトは強敵だものね、でも安心して私のチアダンスで元気にしてあげる!フレーフレー!」 チアリーディング部のサリーナがチアダンスを披露する。 「ああありがとうなサリーナでも平気だよ」 妹には弱いところ見せられないからな。とにかくトーマさんに特訓つけてもらおう。 フットは思った。
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