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「「ふくしゅー…?」」
トーマと明日香が首を傾げる。
「フットはクロトに負けて「わーーーっ!わーーーっ!」
シエリが事情を説明しようとしたところフットが大声を上げて遮った。
「2人とも落ち着いて話そうか」
トーマが騒ぐ少年少女を落ち着かせる
明日香が言った。
「知ってるわよ君、クロト君に公園を取られたんでしょ?」と。
「何故明日香さんがそれを!?」
「私の情報力を舐めるんじゃないわよ」
明日香はふふんと笑った。
「そういう事かしかししかしフット君シエリちゃんのいう通りだぞ不良の真似事みたいな事するんじゃない」
「しかし悔しいんですあの男に何もかも奪われて!そしてそして万が一妹二人に何かあったら俺の力で妹を守ってあげられなくなっちまう!」
フットの言葉にトーマは心打たれた。
実はトーマにも妹がいて、常に同じ気持ちでいたのだ。
「そうか同じ妹がいる身としてその気持ちはよくわかるしかし僕の特訓は厳しいぞ!」
「覚悟はしています師匠!」
トーマはフットをガシリと抱いて夕陽に指差しフットは目を輝かせてトーマと共に夕陽を見た。
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