トーマの修行

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見せられたフットとシエリが目をまん丸にして驚く。 すごい透明な東京ドームが何個か入りそうな巨大カプセルにジャングルのようなのが映し出されていて何か恐竜みたいな生き物がいたりする。 「な、なんなんですかそこは!?」 「トレーニングジムさ!」 トーマはあっけらかんと言った。 「「えぇっ!?」」 「そしてそして、あの中にいる恐竜みたいな生き物は?」 フットが聞いた。 「ネクロノミコンと言う科学技術で作った恐竜のクローンさ」 とトーマが言う。 「凄いでしょトーマの科学力!トーマの科学力をスイーツ城に導入したら良いのになぁ…」 「仕方がないよそうしちゃったら働き手が減るもの」 明日香の自慢からの羨望にトーマが言う。 どうやら大人の事情でトーマの発明がスイーツ城の働き手の負担の軽減に直接活かされる事はないようだ。 「でもそれで正解だと思うよ僕は」 「私もそう思います…よくわからないけど…」 トーマの後にシエリも言う。障害を持ってると言っても理解力がまったく無いと言うわけではなく、漠然とだが障害なりに感じてるようだ。
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