必然の物語

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その後、俺達はいろんなところに出かけた。 雨宮のいろんな面を見られてすごい嬉しいと感じてる。 どうしてしずくが俺なんかと付き合ってくれてるのかわからないけど、 それでも俺の心は満たされていた。 「パンダ、かわいいね」 「そうだね」 本当はしずくの方がかわいいって言いたい。 しずくの心は俺に向いているのか。 俺はしずくのこと多分誰よりも負けない心で愛してると思ってる。 でも、しずくは…。 「和樹くん」 「ん?」 「和樹くんといるとなんだかいつも楽しいんだ」 「それはなんだか嬉しい」 「私、これからも一生和樹くんといたい」 「俺も」 「私達、一生一緒にいられるよね…?」 「もちろんだよ」 「約束だよ」 その約束は絶対的な俺達の契りになると、その時は知らなかった。
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