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「私が処理します。安心してください。これ以上、あなたに迷惑はかけません」
「爆弾処理みたいな言い方だな」
「あなたの命を奪うのは本意ではありません」
「死ぬのか? 食べたら死ぬのか?」
「私の不始末、ならば私がきっちりと責任をとります」
「罪の意識が高すぎるな」
食べられるもので作り上げた炭だ。
三途の川を渡るような状況にはならないだろう。
胃痛程度で済むはず、多分。
だからといって渡すなどあり得ない。
もし、彼が倒れたらと思うと、まだ食べていないのに胃が痛い。彼が傷つくのは見たくないし、彼の仲間からの報復だって恐ろしい。
必死あまりに言っていることがおかしいのは理解しているが、とまらない。
どうにか諦めてくれと縋り付く勢いで頼み込んだ。
そんな懇願もむなしく、彼は「残しておかないと許さない」と残酷に言いつけた。
もう腹をくくるしかないのだと、月音は肩を落とした。
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