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私と木嶋くんは...........................
恋人でもなくって、でも、友達ですらない。
............そんな、名前の付けられない歪な関係。
「............っ、木嶋くん、そろそろ離して、」
単純に、〝離して〟と言っても、
簡単に離してはくれないのが木嶋くん。
だって、木嶋くんの楽しみは。
これから、だから........................っ。
「............いま、〝木嶋くん〟って呼んだ?」
私の呼び方に対して反応して、
ニヤリと口角を上げる木嶋くん。
「...............っ、木嶋くんは、木嶋くんだもん、」
〝呼び方〟はそんな簡単には変えられないもん。
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