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いい加減、独り立ちしなきゃっ!って。
奈斗くん離れしなきゃって思うからこそ。
家から1人でお弁当を運んできたのに.........
結局、失敗してしまった私。
うぅ、成長しないな私ってば...............
そう思っていると。
「............ひめ、いいから行くよ」
と、奈斗くんに腕を引かれて立ち上がらされる。
でも、私は..................
「っ、な、奈斗くん、お弁当箱.........っ、」
散らばったお弁当箱と中身を気にして後ろを向く。
だけど、奈斗くんは。
「や、それは良い。俺が片付けるから」
そう言ってから、
私を先に教室まで連れて来て。
なんなら、ご丁寧に、
私の座席まで案内してくれる奈斗くん。
奈斗くん、私そこまでされなくても分かるよ......
そう思ってるのに、
奈斗くんの中では、まだまだ子供みたい.........
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