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友だちが医師の部屋から出ていたときにみた腕の注射の跡のこと。
医師と話しているときに、心地よく感じていたこと。
医師との話が終わってからリストバンドを外すまでの記憶があいまいなこと。
最近の死亡や事件に偶然にも極秘国家プロジェクトに選ばれた人が関わっていたこと。
『!?』
そして…これが本当だとしたら、その日の夜に蚊に刺されたと思った腕の部分が怪しい。』
それに気づき、頭を殴られたような衝撃を受けた。
『人に言ったら大変なことになるって、大事になったり、変な人扱いになるとかいうな生温いものでなく命に関わってくるよってこと!!』
その約束を破ったら1週間以内には死んじゃうってこと…。
その友だちは、だからこの事を生きているうちに伝えたくて早く会いたいと言ってくれた。
「ありがとう…」
私はそう呟き、手紙を胸に抱きしめた。
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