なぜ作ろうと思ったのか

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なぜ作ろうと思ったのか

最近、前々から考えていた個人的なプロジェクトとして、地域に根ざした小説・エッセイの投稿サイトを作り始めました。「そんなのはnoteで十分じゃないか?」という自問自答を繰り返し、巷で人気の小説投稿サイトである『小説家になろう』、『カクヨム』、『エブリスタ』、それとちょっとコンセプトが尖っている『monogatary.com』を調べたりもしました。 その結果、「地域」を舞台にした作品というのは、それらのサイトでは作品の1つの属性という扱いに過ぎないとの印象を持ちました。noteさんでは、例えば「奈良」のジャンルにはお世辞にも読み物とは言えない競艇の予想記事が連投されていてコレジャナイと感じましたし、カクヨムさんは以下のようなご当地小説をテーマにした企画もやっていてすごく良いなと思ったのですが、多分年に1回とかそんなレベルじゃないかな?と。 しかし、「地域」という軸を他の要素と同列に扱うのは、少なくとも私にとっては不都合です。むしろ地域は必須条件で、+αの要素を組み合わせて作品を探したいのです。yahoo知恵袋を見てみると、たまに特定の地域を舞台にした小説を探している方もいらっしゃいます。 また、全国的にはそこまでじゃないけど、特定の地域ではとても人気があって売れている本というものが存在します。例えば上であげたご当地短編小説キャンペーンのアンバサダーである佐々木鏡石先生や、あをにまる先生の小説は、舞台としている地域では物凄い注目されてますし売れてもいるようです。 他に京都を舞台にした小説は昔から根強い人気があります。森見登美彦先生がその代表だと思います。また、望月麻衣先生の『京都寺町三条のホームズ』シリーズはアニメ化もされており、累計200万部のヒットを記録しています。 もちろん、大前提として作品に魅力がなければ地域性を売りにしても人気は出ないでしょう。しかし一方で、地域に根ざした良い作品を書いたとしても、それを発表するための適切な場が無い現状では、そもそも作る側としてはメリットが薄いので、作品は増えないだろうなと思います。 このため、今回新たな小説・エッセイ投稿サイトを作ることにしました。 あえてエッセイも明記しているのは、昨今の小説投稿サイトではエッセイというジャンルはあるものの、おまけのように見えるからです。例えば『小説家になろう』のとあるエッセイがtwitterでバズったり、はてなブックマークで人気になったときは、「なろうにはエッセイなんてジャンルもあるんだ?」という声も挙がっています。 まとめると、現在小説投稿サイトはいくつもあるものの、地域に根ざした小説やエッセイを投稿したり読んだり探す場所として適切なサイトは無く、一方読む側の需要は結構ありそうだから、新たにサイトを作って投稿してもらおうと考えました。 目下の悩みは、サイトを作っても小説やエッセイを投稿してくれないと、どんなに頑張って良いサイトを作っても意味が無いということです。そこでこのnoteでは、サイトの進捗や機能紹介などを通じて、応援してくださる方を探したいと思っています。 これからどうぞよろしくお願いします。
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