みんなの知らない日本昔話

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みんなの知らない日本昔話

むかしむかし、山梨県に後期高齢者のお爺さんとお婆さんが住んでいました。 お婆さんは川に洗濯に、お爺さんは芝刈りに行きました。 すると川からどんぶらこ、どんぶらこと大きな桃が南アルプス天然水にまみれて流れて来ました。 お婆さんは近くの桃畑から流れて来たのだろうと思い、それをなんとか高齢者講習で免許更新できた軽トラックに積んで、持ち帰る事にします。 家に帰って大きな桃を切ってみると、そこから見た事もない綺麗な男の子が出て来ました。 芝刈りから帰ってきたお爺さんもビックリして、捜索願いの出されていなかったその子供を育てる事にします。 時が経ち、その子供は教育費無償化でスクスクと育ち、あっと言う間に180センチを超えてBTSの様になりました。 これほどのイケメンならば、世界進出も夢ではない、とデビューを狙ってダンスと歌を仕込みます。 しかしその頃には鬼と呼ばれるイケメン集団が世界中の女子を狂わせていました。 男の子は桃太郎という名前でデビューし、カラオケダンスバトルで鬼退治に出かけます。 次々とイケメン鬼を退治して、世界の女子の心を取り戻していきました。 そして外貨を稼いで帰って来た桃太郎は、日本に多額の税金を納税して日本の財政危機を救いましたとさ、 めでたし、めでたし。
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