ごーるでんうぃーくうふふ♪

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 キャッキャと騒ぎながら旅館に到着。 「みんなお風呂行こう! 今年もグレードアップしてるらしくて猪たちとお風呂に入れるんだって!」  良お兄ちゃんがワクワクしながら提案してくる。 「行くーー!」  フーフーとスイスイが真っ先に手を上げた。 「ではお父さんたちも……」 「はい。男湯連中はあとでな。今年の伊織先生の拘束は親父たちの役目だからな」  瑠璃お兄ちゃんに冷たく言われてお父さんは悔しがっていた。 「ねぇ翡翠、伊織先生、覗きに来たりしない?」  スイスイのテンションが一気に下がり、そんなことを聞いてきた。 「ああ。大丈夫だよ。だから猪さんたちと一緒に入るんだから」  瑠璃お兄ちゃんがスイスイの肩をぽんと叩いた。 「もし覗いてきたら?」 「猪さんたちがぶっ飛ばしてくれる」  フーフーの問いかけに瑠璃お兄ちゃんは笑顔で答えたが、それはそれで怖い。猪さんで人をぶっ飛ばしまくってる自分が言うことじゃないけど。 「にょた美少女たちと温泉か……」  げたんわお兄ちゃんにちょっと危なさを感じるがみんな一緒だから。  結局、今いるにょたチョコ男子たちみんなで猪さんたちとお風呂に入って、そのあと、ほんもの女子たちがお風呂に入っている間、僕らにょんたんずは猪たちに乗って散歩する。 「一人一匹っていいなぁ。いつも三人で猪さんに乗ってるもんなぁ」  八くんに乗ってるフーフーはご満悦。カイくんに乗ってるスイスイはいつものように居眠りしている。 「カイくんの背中も気持ちいい」  分かるよ。瑠璃お兄ちゃんも毎日猪さんをブラッシングしてるもの。もちろん八くんとカイくんも誰かしらがブラッシングしているだろう。 「そうそう。食事、俺らの席、伊織先生の側らしいよ」 「ふうん。それがどうしたの?」  フーフーがハァと息を吐く。 「伊織先生が危険人物なのは世の中の常識だぞ? 翡翠は危険感足りないよ」 「そうかなぁ? 伊織先生、いい大人だから変なことしないと思うけど?」 「フーフー、多分、翡翠のそういうとこなんだよ」  スイスイが呆れてフーフーに声をかけたけど、やっぱり僕にはよく分からない。お父さんもへんたいだって言われるけど、捕まるようなことはしないもの。同じじゃないのかな?
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