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あとがき
主人公の設定を変えた理由は、『氷室冴子青春文学賞』に応募したくって、氷室先生の御名を冠する賞ならば、女の子が主人公はマストよね!!と思って、いろいろ女の子の話を考えたんです。
甲子園に行けなくて、金属バット振り回すヤンキーになっちゃった野球少女とか。囚われの王子様を救い出すお姫様とか。紀貫之の妹とか。援交JKと陰キャの百合とか。
多少、書いたんですけど、おもしろくなくて、あきらめて、男の子主人公でいいか~と日和って、「映画にもドラマにもならないバスケ部の話」を応募しようかと思ったんですが、諸事情で応募できなくて、応募するのをあきらめたんです。
でも、何かないかな~?と、ずーっと思ってて、ふっと、ムーンライトノベルズ様で書いた『あと1日』を女の子設定すればいいんじゃね?と、電車の中で思いついたんです。
とゆーわけで、設定を変えた理由は、女の子主人公で、『氷室冴子青春文学賞』に応募したかったからです。
いろいろ話を考えてる時に、氷室先生は令和時代に、何を書いたかな~って、思いました。古代日本に転移とか、トランス少女とか、SNSの自分の虚像に入れ替わられちゃう女の子とか。そういうんじゃなく、普通の女の子を書かれたかなあ…
この話は、女の子主人公を書きたかったから、設定変えしたんですが、「映画にもドラマにもならないバスケ部の話」で、晴の設定を伏せてた理由は、「恋人が男」って書くと、ジャンルを『BL』に設定しなきゃいけないからで。フツーに青春小説に、彼氏・彼女が同性って子がいてもいいんじゃね?って、私は思うんですけど。
「ジャンル分け、要らない」って考えじゃないんですよ。BLじゃなきゃ書けないこと、百合じゃなきゃ書けないことはあるので。
最近、ドラマなどで取って付けたようにブッ込まれる登場人物のLGBTQ設定でもなくって。彼氏に応援されて、がんばるバスケ男子のスポ根があってもいいと思います。晴は、これっぽっちも応援してないけどね…
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