ご主人様はピンチにゃん😸

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いきなりの展開に、美童くんはもちろん、ご主人様も、ビックリである。 「どうして、いきなり、僕のデビューが決まったんですか?!」 「編集長に、作品と、君を隠し撮りした写真を見せたのよ。そしたら、一発オッケイが出て、顔写真付きで、第一作目の本を出してくれるって」 それを聞いて、美童くんは、複雑な表情になった。 「つまり、それは、僕の作家としての実力ではないですよね?」 「ええ、まあ、そうかもしれないわ。でも、どんな理由だろうとデビューして本が出て、読者が面白いと思ってくれたら、勝ちよ」 美童くんの瞳に、力が入った。 「はいっ! わかりました。頑張ります!」 「じゃあ、もう、住み込みの弟子入りは終わりだね?」 ご主人様が、ホッとして言った。 「いえ! まだまだ勉強したいので、先生のお世話は続けてします!」 今度は、それを聞いたご主人様が、落胆して深いため息を吐いた。 ……この男ばかりの同居生活は、まだしばらく続きそうだニャン。 おわり ご主人様はイケメン作家にゃん😸パート4につづく???
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