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「結婚したらすぐにでも欲しいと思ってるけど、でも、純にも予定があるだろ?」
確かに純にはまだすべき事があり、職場を離れる事は出来ない。新体制になった久坂と内山のサポートをし、10月には宅建の試験を受け、久坂と内山に2課を任せられるようになってから、退職しようと考えている。
「だから、誕生日プレゼントはいらないって言ったの?」
「うん。俺は待つよ。純がいいって言うまで。でも何年もは無理だけど…」
「夏哉っ!」
純は志賀の胸に飛び込み、ぎゅっと抱き着く。
「半年、半年待って。10月に宅建を受けて合否が出るのは1月。それまでに久坂君も内山さんも立派に育てる。だから半年だけ待ってくれる?」
「うんっ、いいよ。半年ぐらい、すぐだ」
「ありがと、夏哉」
「じゃ、それに合わせて、ハネムーンに行くかぁ」
「ふふっ、ハネムーンベビーってやつ?」
「うんっ!」
「どこに行く?」
「そうだなぁ。旅行代理店に行って色々とパンフレット見たいなぁ」
「明日土曜だし見に行ってみようよ」
「そうだな」
そんな話をした後、純は大きな誕生日ケーキにろうそくを立て、志賀に火を吹き消してもらい2人でケーキを切り分けずにそのまま食べる。お互い食べさせ合うが、志賀は甘いのは苦手で限界がある。それでも2日に分けて2人でケーキを食べた。
その日の夜は、誕生日の夜という事もあり、いつにも増して甘い夜を過ごす。
「純…」
純の舌に絡まる志賀の舌。逞しい腕に抱かれ、純を求めるように囁き、体中に志賀が口づける。熱い唇が純の肌に触れ、そこから熱を帯び純の体を熱く火照らせていく。
「夏哉……んっ…」
丁寧に余す事なく口づけながら徐々に下へとおりていき、純の両脚を開いて内腿から足の先へ唇を這わす。唇と同時に志賀の指は純の秘部へ触れ、ジワリと溢れ出ている蜜を指ですくい纏わせ、優しく秘部の溝を擦り上げた。
水音のいやらしい音が部屋に響き始め、純の口から喘ぎ声が漏れ始める。
「ふふっ、もうトロトロだな……」
志賀はそう言って蜜口にゆっくりと指を挿し込んだ。指を中で動かし、純の反応を見ながら純の唇に唇を重ねる。舌を絡ませながら、中を指で擦り刺激を与えて蜜を溢れさせる。
キスの合間に吐息を漏らす純。その声に煽られ、指を速める志賀。水音はさらに大きくなり、純の快感が絶頂に達する時、志賀が純の耳元で囁く。
「純、イッていいよ。ほらっ、イケッ」
志賀の声は艶っぽく、純はその声に煽られるように絶頂へ達した。
「ちょっと待って。俺も限界だから……もう入りたい」
そう言って志賀は硬く猛った牡に避妊具を纏わせ、純の両脚を抱えて持ち上げ、蜜口の中にゆっくりと牡を挿し込んだ。
「これでも気持ちいいんだもんなぁ……直接だったら…俺……もつかな…」
「バッ、バカッ!」
顔を真っ赤にして志賀に突っ込む純。
「いや、マジな話だから」
「そんなのやってみなくちゃ分かんないでしょ」
「まぁな。ふふっ、半年後を楽しみにしてるよっ」
そう言って志賀は純にキスをして、腰を打ちつけた。2人は汗を飛び散らせ、激しく求め合う。色っぽく志賀が喘ぎ、吐息を漏らしながら腰を振る。その快感に純も喘ぎ、吐息を漏らし志賀を求める。
「夏哉っ……夏哉っ…」
「純っ……愛してるっ」
「私もっ…」
奥深くを突き上げられ純が達すると、すぐに志賀も純の中で激しく達した。
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