すごい力が足りない!

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さて、このグッドハート、サイト名のとおりに気に入った作品には一日に一つの作品に二つまで『ハート』を送ることが出来る。 自作品には一日一つしか送れないのだが。 ランキングが示されなければ、読み専はどうするのか―――やはり、運営が紹介する『オススメ』から探すことが必然的に多くなるだろうと想定される。 このオススメに選出されるには、筆者が如何にこのグッドハートにて交流を行ったかが基準の一つになっているらしい。 結局のところ、その基準は運営の企業秘密のようでハッキリとは示されてはいないけれど。 恐らくだが、他人の作品に送ったハート数、ページ毎に送れるページスタンプやページコメントの数などが集計されているのだろう。 勿論個々の作品が如何に読まれたか、ページスタンプやページコメントをどれだけもらっているかも判断基準らしいが。 このサイト上では、切磋琢磨しあうことが美徳とされている。自他共栄の精神なのだ。 それ故にレビューを書くことも推奨されている。 他人の作品を推すことは非常に『オススメ』に選ばれるポイントの加点が大きいようだ。 しかも、レビューを受ける側にもグッドハートはちゃんと目をかけてくれる。 誹謗中傷が行われないようにしっかり管理してくれるのだ。 例えばレビューの受け手側が押し付けがましい上から目線な批評文だと感じたり、レビューの加点欲しさに適当に書いた明らかにテンプレートのようなレビューであるならば、だ。 レビューした側には分からないように運営に物申すことが出来る仕組みになっている。 レビューによるトラブルなどが発生しないよう、お互いが気持ちよく感想を送り合えるように運営は一肌も二肌も脱いでくれるのだ。 そう、まさしく至れり尽くせり。 なにぶん有料制ということで、若年層の利用者が極端に少ない。 「試しにやってみよう」という軽い気持ちではなく、小説や投稿に前向きな若者が、集まってきているように思う。 無料版で始めて、有料版に切替える者が大半なのだ。 読み専ならば無料版にて十分に楽しめるのだが、交流を求めるならば微々たる投資に踏み出すべきだ。 リターンは間違いなく大きい。
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