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俺が冒頭にて感嘆していたのも、まさしく彼女の織り成す珠玉の物語を目にしたからだった。
なんだろう、物語の構成が見事なのは勿論なのだが、なんといっても没頭して次々にページをめくってしまうのだ。 キャラクターたちが魅力的なことがまた相乗効果を生み出し、グイグイ引き込まれる。 一言で言えば、全てに置いて上手いのだ。 語彙力が半端ない……!
当然彼女は何度かオススメに選ばれている。 そもそも俺はそこで彼女を知ったのだから。 一度もコンテストにて入賞などしたことがないような俺でも、雲の上の存在の彼女と交流が出来る……最高かグッドハート、最高か彼女!
交流といっても勿論プライベートなことでなく、お互いの作品、物語についての考察などだが。 そもそも物語に没頭しやすい感情移入の塊の俺は、コメントに素が出やすい。
『圧巻、ほんまアカン……! もう、あぁあぁあ~って感じがたまらん!』
『カッチョエエか……かぁ~っ、同性から見てカッチョエエ男って最高じゃないですか、チクショウ……!』
『うえぇえぇえ?! いや、ええええ……えぇえ~?!』
『いいぞ、やっちまえーぃ! もーぅオジサンもろ手あげて応援しちゃうぞっ』
俺が送ったページコメントの数々だが……なんとも素で語彙力が足りてない……! 恥ずか死~! などとのたうちまわりたいところだが、ハリセンを持った妻にどつかれるビジョンしか見えないので止めておく。
いいのだ、俺のこんな語彙力皆無なページコメントでも、それが彼女の創作意欲に少しでも繋がるのなら……! そして、これからもこちらが度肝を抜かすような素晴らしい話を供給して欲しい。
俺は応援し続ける……だって俺は彼女のファンだからな! 間違いなく彼女は俺の推しである。 必ず最後に愛は勝つ……!
……オジサンのノリは昭和から平成初期の辺りなのだから、深く突っ込まないように。
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