第一章 ヤミヲカルモノ

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第一章 ヤミヲカルモノ

  第一章 ヤミヲカルモノ  よっす、おれの名は平文麿(たいらふみまろ)。  みんなからは、ぺーと呼ばれている。  おれは昼間はどこにでもいるフツーの中学二年生だ。でも夜になったら、ヤミヲカルモノとして働いている。  ちなみに、ヤミヲカルモノとはヤミの怪物であるダークモンスターを狩る戦士のことだ。  でもみんなにはだまっているので、みんなは知らないのである。  おれは夜になったら外に出る。(ヤミヲカルモノとして) 「きゃああああああああ!」  さっそく女の声がした。  ビュン!  おれはヤミバシリで女のところまで行った。  ちなみに、ヤミバシリとは目に見えない速さで移動できる技のことである。ヤミヲカルモノはいろんなヤミの力が使えて、これもそのひとつだ。ヤミの力はダークモンスターたちが使う力と同じもので、おれはヤミヲカルモノなので人間だけど、ダークモンスターと同じ力が使える。  ちなみに、ヤミの力はぜんぶで五個ある。 「助けに来たぞ!」  と言って、おれは女をかばった。そして刀をかまえた。  ちなみに、この刀はヤミノカタナと言って師匠からもらった物である。師匠は死んだけど強かった。ヒゲが長くて仙人みたいで400年生きていて、ザコのダークモンスターはぜったい勝てなかった。だけどダークモンスター四天王の一人であるシニガミ・アキラに殺されて、おれは心の中で怒っていたのでいつか殺そうと思っていた。  ちなみに、ダークモンスター四天王はシニガミ・アキラだけではなくて、ジョン・マッスル(力がいちばん強い)とライザ(頭がいちばんよくて、おれの仲間のイルゼ・フィルゼンスターゼンの双子の妹)とピストルマシーンZ(マシンガンとかを使うロボットで、ダークモンスターのたましいが入っている)がいる。  ちなみに、シニガミ・アキラは四天王でいちばん強くて師匠を殺せるくらい強いから、まだおれはぜんぜん勝てない。  説明が長くなったので、さっきの戦いにもどる。  ダークモンスターは笑って「ブハハハ。おれサマは強いぞ。お前は弱そうだ。強いおれサマに勝てるのか?」と言った。  シャキン!  秒でダークモンスターがたてに二つになった。おれがヤミノカタナで切ったからだった。おれは居合い切りが必殺技だから楽勝だった。(ヤミノイアイという必殺技です) 「ありがとうございます」  女が立ち上がって言った。 「危ないから、もう帰れ」 「あなたは一体、なんですか?」 「おれはヤミヲカルモノと言って、ダークモンスターを狩る者だ」 「とってもかっこいいわ!」  女はおれを好きになったみたいだけど、おれは断った。  女はお礼を言って帰った。  おれはヤミヲカルモノなので、いつも一人だった。 「ちょっと遅いわよ。なにをやっていたのよ?」  イルゼ・フィルゼンスターゼンがやって来て、ヤミノヒコウで空に浮いていておれに言った。  ちなみに、ヤミノヒコウは5個あるヤミの力のひとつだ。  ちなみに、イルゼは師匠の弟子で人間じゃなくてダークモンスターだった。師匠が助けて師匠の弟子になった。そのあとおれも師匠の弟子になったので、いつも一緒に戦う仲間だった。     ちなみに、おれはイルゼが好きだけど言わないようにしているので、イルゼはおれが心の中で好きなことを知らなかった。 「遅いのはイルゼだろ。とっくにおれが倒したよ」 「くやしい!」 「まったく、イルゼはおれがいないとダメなんだから」 「うるさいわね!」  イルゼの顔が横を向いて赤くなってイルゼは怒って照れた。  ちなみに、イルゼはかみの毛が金で体の感じもすごくよくてかみの毛も長くて目は右が青くて左目は赤色だった。  太陽がのぼってきたので、朝になった。 「帰ろうぜ。学校があるから!」 「そうね。じゃあ、わたしはもう帰るわ!」  と言って、イルゼはヤミノヒコウで飛んで行って帰った。  ダークモンスターとの戦いはまだまだ終わらないけど、学校があるのでおれも家に帰った。
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