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海くんと僕は今ソファーに座りながらお酒を飲み、おつまみを食べながら、海くんの家にあるテレビで映画を見ている。 男同士で恋愛映画を見るなんて気持ち悪いかなと言いながら海くんは、チャンネルを合わせていく。 僕らはゆっくりとした時を過ごした。 しばらくして海くんがトイレに行くと席を外した。 僕は、映画をみながら隣にいる海くんと結ばれたいと思っていた。 叶わぬ恋だとわかりながらも。 海くんが帰って来た。 手には水の入ったペットボトルを2つ持っていた。 ペットボトルを机におき、また僕の隣に座った海くんは、僕にキスをした。 僕はびっくりした。 「ごめん。気持ち悪いよね。」 僕は海くんにキスをした。 二人はゆっくりと唇を重ね二人の愛を感じながら結ばれていった。 海くんの柔らかな唇と硬い体を感じながら幾度と結ばれる。ずっと感じていた心の穴は、海くんという糸により縫合されきれいに傷が塞がっていくような感覚が僕の体を満たした。 僕たちは、結ばれた。
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