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「海陸ー!夜ご飯よー!」
俺が次に目が覚めたのはなんと夜の7時だった。
慌ててベットから起き出してリビングに急いだ。
「やべぇ寝過ぎた...!」
リビングに行くともうほかの皆は揃っていて、先にご飯を食べ始めていた。
ご飯を食べ終わった後、俺は部屋に戻って何となくスマホを開いた。
すると誰かからLINEが届いていた。
通知を見てみると、部長からだった。
「海陸なんかあった?」
「相談乗ってやろうか?笑」
どうやら部長は今日のあの雰囲気を気にしているようだ。
「流石、あいつこういうのすぐ気づくもんな笑」
部長になら話してもいいのかな...。
いや、俺のくだらない話なんかして、変なやつだと思われないだろうか。
「・・・・・・どうしよ」
俺はまたベットにダイブして、頭を悩ませた。
しかしその内吹っ切れてしまって、またスマホを手に取ってLINEを開いた。
考えたって仕方ない...!
話してみるか。
「乗ってくれ笑」
「電話でもいい?」
金曜だし、大丈夫だろ。
ふとベットの横を見ると、写真が目に入った。
夏に海で撮った写真だ。
みんなで海水浴にでも行ったのだろうか...。
ボーッとそれを眺めていると、部長からすぐに返信があった。
「まかせろ😎」
「何でも来い」
「出来る時言うわ」
何だかその頼もしい文面に安心してしまった。
「なんだこの絵文字かっこよすぎだろ笑」
俺は思わずクスッと笑ってしまった。
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