3 思い出の海

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「海陸ー!夜ご飯よー!」 俺が次に目が覚めたのはなんと夜の7時だった。 慌ててベットから起き出してリビングに急いだ。 「やべぇ寝過ぎた...!」 リビングに行くともうほかの皆は揃っていて、先にご飯を食べ始めていた。 ご飯を食べ終わった後、俺は部屋に戻って何となくスマホを開いた。 すると誰かからLINEが届いていた。 通知を見てみると、部長からだった。 「海陸なんかあった?」 「相談乗ってやろうか?笑」 どうやら部長は今日のあの雰囲気を気にしているようだ。 「流石、あいつこういうのすぐ気づくもんな笑」 部長になら話してもいいのかな...。 いや、俺のくだらない話なんかして、変なやつだと思われないだろうか。 「・・・・・・どうしよ」 俺はまたベットにダイブして、頭を悩ませた。 しかしその内吹っ切れてしまって、またスマホを手に取ってLINEを開いた。 考えたって仕方ない...! 話してみるか。 「乗ってくれ笑」 「電話でもいい?」 金曜だし、大丈夫だろ。 ふとベットの横を見ると、写真が目に入った。 夏に海で撮った写真だ。 みんなで海水浴にでも行ったのだろうか...。 ボーッとそれを眺めていると、部長からすぐに返信があった。 「まかせろ😎」 「何でも来い」 「出来る時言うわ」 何だかその頼もしい文面に安心してしまった。 「なんだこの絵文字かっこよすぎだろ笑」 俺は思わずクスッと笑ってしまった。
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