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自分が一番だと思っている。
自分が誰より可哀想で自分が誰よりも不幸だと思っている。
みなと同じは嫌だと思いながら、みなと同じように振る舞っている。
そのくせ、自分はみなとは違うのだとも思っている。
自分の中にもう一人の自分を作り、さもそれが病的であるかのように振る舞う。
自分の中に幾つもの人格を作り、さもそれが病的であるかのように振る舞い、自分は他者とは違う特別なのだとアピールする。
性的マイノリティを、まるで衣服か何かのように扱い、それでもって自分を飾りたてれば、他者とは違う特別な自分になれると思っている。
かかってもいない病気や、正しく診断できてもいないマイノリティな要素でしか、自分を表現することができない。
人は誰一人として特別ではなく、突出した個性や才能は努力の上に成り立っているとも知らず、みなと同じことをしながら、みなとは違うと信じている。
お前のことである。
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