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タイムラグが見方をしてくれる。
私は開いた窓から空を見上げました。
腰に巻きついた手、隣に立ったエルが、ケンタを抱き、こういいました。
「これが終わったら、俺たちも家族になろう」
私は…… いいえ、もう、腹が決まりました。
ええとだけ返事をして、飛び立つ鳥の後を見上げました。
でもB様から届いたその手紙は偽物だという事がもうすぐ発覚します。
その頃シュエル隊長の部下はグリーンバルに到着。不審な動きをするものたちを監視していました。
小麦をとりにきただと!どこの国だ?
国?そんな事は書いていない、エルージュに持っていくのだと兵士が来て持っていった。
証文を見せ、小麦の入っていた蔵はどこも空っぽなのを見せたのでした。
「この証文は偽者だ!」
「偽者?おかしいなー、たしか、ベサーチュ様と早々、あなたが来て読み上げましたよね、私はそのまま証文をしまい、今あなたに渡しましたから」
「小隊長、何か裏に書いてありますよ?」
裏だと?
そこにはネズミの絵。
ル・ラータ参上、蔵の中身はいただいた。
その男は慌てふためいて戻ります。
ですが王都へは入れません、その前で、とっ捕まえて尋問です。
一方、カッサートの店に行ったグッドマンたち。
見たかったー、おネエさまのようです。
「どうぞご覧ください、やましい事など、何もしてません、ああそこのは王妃様に献上するものよ、汚さないでというか近づかないで頂戴」
みんなは慎重に見て回ります。
「あ、ありました!」
「ここにもあります」
「何があるというの?」
ここへもってこい!
一つは麦の入った大きな袋です。もう一つは、小さな巾着袋です。
「何よ、これがどうしたの?」
「あけてもかまいませんか?」
どうぞ。
中にはお金です、すべてを出すと、袋を置きました。
「この袋、火事場からでも持ってきたのですか?」
「まさか?」
「ではこの黒い粉、というか汚れ、何でしょうね、それとここにも、ああ、これ、惨殺された、穀物問屋の印が付いてますねー、カッサートさん、あなた、穀物問屋から盗んだ麦と宝石をどこに隠したのですか?」黒い汚れといったとき、眼が動きました。
「なんの話?」
「これ、あなた、どうやって使うつもりですか?」
麦の袋を指差します。
「あのね、ばかにしないでよ、私だってパンぐらい作れるわ」
「パンですか、では、これを粉にするものはあるのですかな?」
え?
中から出したのはそのままの麦。粉にする前の籾殻の付いたものです。
「相当な能力が要りますなー、これを粉にするものはどこにありますかな?」
「エーと、そう、これから買うのよ」
「そうですか、まあ、うそも対外に、そのスカートの中を見ろ!」
「はい!」
キャー、触るなー!
「隊長、ありました!」
「見てください、こっちは宝石が布の間に」
「触らないデー、王妃様のよ、触るな!」
「すべてのものをもう一度見直せ!カッサートを取り押さえるのだ!」
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