第七話 乳母とようかん

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 白い狼は大量の穀物、宝石を手に入れて、メルクへ送ろうとしていた事を突き止めてな、メルクに送ったところで、これ以上火に油をそそぐようなもの。私は戦争はしないといい続けているからな、私の名をかたり、隠れて物資を調達していたようだ、誰が裏で糸をひいて折るかも知れぬからな。メルク側の国境を強化することにした。 「すまぬが私一人では王の所に手紙を書くのがやっとだ、姉上の方はお前に任せたいのだが構わぬか?」 「あの、王様?斬首は免れませんか?出来ましたら」 「この国の者が殺されたのだぞ!安易に国外になど出すようなバカがおるのかと言われるまで!人殺しは斬首!決まっていることだ変更はない!」 ちっ。 「なんだ不服か?」 「いいえ?」 「ベサーチュだけでできる事ではない、まだ操っていた物がいると睨んでいる、今、王宮の中は空っぽ、憲兵隊には大いに調べてくれと言ってある、お前の部屋にも尋ねいくと思う、甥のことだ、包み隠さず話せと言った所で無理だろうがな」 は?こいつ、こんないいかたしたか?まあいい、この城の中は私の息のかかったものしかいないはず、ふんぞり返っていられるのももう少し。 「何をもごもご言っておる、ああそうだ、亡骸と一緒に里帰りをして来たらどうだ?募る話もあるだろう、ゆっくりしてきてはどうだ?」 何故ですか? 何故だと?お前の甥が殺されるのだぞ?そんな事で戦いを吹っかけられでもしたら……。 そんな事はさせませんわ。 「フッ、お前の言葉など信じるものか話は終わった、出ていけ」 「え、はい」 王妃はその部屋を出ると、何あれと地団太を踏んだのでした。 ただ、にやりと笑った王妃。 「明日にでもメルク国から応援が来る、そうなればもうこの国は私のもの。フフフ、あーハハハ!」 笑っていられるのも今のうちです。 「あれでよかったのか?」 「今は、次に移りましょう」 「ああ、目が回りそうだ」 「運動不足ですよ、隊長」 時間はありません、おお急ぎでみんながいろんなことをしてくれています。
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