第二話 卵粥

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ある程度広い玄関前、道にテーブルを置いても邪魔にならないでしょう、教会の中にごみのように積んであるテーブルと椅子を外に出したんです。 「どうかな」 「上等、さて、みんなが来る前に、スープの方、作ろうか」 いいの? なにが? スープ屋のスープだろ? そうよ。 だって。 「今から、ここは、エルージュのスープや三号店にしない?仲間と一緒に、それならどう?」 うん! いい! やる、やる! 「いいのか?」 いいわよ、王都のことわかっている子たちだもん、百人力! 「よし、それじゃあ、今から言う材料を仕入れてきてください、ただし、できるだけ安くていいものを手に入れること、できるかな?」 うん、やる! じゃあと彼らに買い物を頼みました。 「え?ほね?」 そう、牛と鳥の骨。 鳥は肉がついていてもいいからね。 ほね、どうするんだ?さあ? 「えーと、もう一回言って」 「あー、これに書いて、文字かける?」 「馬鹿にするなよな、かける、でもこれで書くのか?」 鉛筆です、かけるよ。 彼には野菜、それに香草、乾燥していてもいいので、名前をいえば八百屋さんはわかるから。 大量の玉ねぎ、ジャガイモに目を丸くしています。 そして、これが大事ね、魚屋に行って、これと同じものがあるか聞いて。 なにこれ? 昆布という海の中に生えているものよ。 乾いてるんだね。 そう、乾いてるのがいいの、後ね、これをもっていって、この魚はありますかって。 「スゲー、生きてるみたい」 写真を渡しました。 後、小麦粉を。 「小麦粉はある」どれくらい? 袋に一つ。 袋?どんなふくろ? 私は自分が入れるくらいの袋をいうと、こんなのと小さい袋をいいました。 「じゃあ大きな袋、三人がかりで持つようなのを一つそれとムッチの実があったら、この大きさの分粉にしてもらって?」 ムッチだって?そんなに買ってどうするんだ。 すぐになくなるわよ。 そうなの? そうなの、さあ、行っておいで。 とドロップの入った袋と銀貨一枚を渡した。 「落とさないでね」 走っていく子供たち。 はあ、はあとそこに帰ってきたダニエルさんは、入り口のテーブルを見て何を始めるのだと聞いたので、ここでスープ屋をする、それで私たち、ここに住む。 はあ? それが条件。グッドマンは?すぐに来るというので、教会業務開始です。 その間、セルに頼み事。 「ここでいいかな?」 「ここがよくない?」 「なにしてるんだ?」 「穴空けるんだ、商売できないだろ?」 「あな!!!」 ちょうどいい場所に穴を開け、スープが置ける窯の場所を確保です、後で煉瓦などを調達してきましょう。 ですから、それはできません! ええ、こちらが正規の金額になります。 みんな様になっています、子供たちもお忙しです。 「店を開くために必要な書類ですね、一式全てでしょうか?」 「一式もいらねえ」 「いらない、では、今お持ちの証明書をお出しいただけますか?」 「いや、もってない」 「持っていらっしゃらないのでしたら、これだけいります、まずはよくお読みになりサインを〇のしてあるところにお願いします、お金の方は、分割もできます、今日は、書類の分だけでドロップ二枚いただきます」 「金をとるのか?」 「はい、このお金で、財務監査がお宅に行き、店の税金が決まります」 「でも店をするだけなら、一つでいいと聞いたが」 「それは、お店を持たない方の事ですね、行商人たちがそうです。屋台をする人も二つ書類を出すこといなります」 なんだか、聞いた話と違うぞ? 「書類もなしで商売をしたり、税金を払うとき、ウソの申告をしたら、拘束されますので、ちゃんとなさった方がよろしいですよ」 「捕まるのか?」 「はい、いかがなさいますか?」 「今持ち合わせがねえ、また来る」 「ありがとうございました、お次の方どうぞ」 話が違う。まずいな。 外に出ました。 どん。 「すまねえ」 「いや」 そこには人が一列に並んでいます。 スープか。 彼は、きにもしないで家に帰りました。 「はい、お待たせしました、入れ物はお返しください、次の方どうぞ」 「大盛りですね、はい、ドロップ六枚です」 「入れ物持ってきた」 「ありがと、ご注文お聞きします」 「席はあまりありませんので、たったままですみませんがあちら側にもございますので」 急ごしらえですが、教会の家に直に棚つけました、大人が立って食べるのにちょうどいい高さです、子供たちは、花壇のブロックに腰かけています。 「おすすめのスープをくれ」 「普通でよろしいですか?」 そこには見本となる水の量を置いた物を並べている。 「普通で」 「おすすめ一つです!」 今日のスープは一種類だけ、へっちょこ〈おへそ〉団子の野菜たぷっりスープです。
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