事前の腕枕

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ピピ…ピピ…ピピピピピ 携帯のアラームが鳴る 俺はうっすらと目を開けて、見慣れない天井と重みに驚く 抱きしめられたまま、寝たんだ そっと横を見れば、イケメンの寝顔 鼻高いな… 貴方への想いは完全解凍できたかって? そんなの…とっくに… なんなら昨夜は、沸騰しかけたし… ほんとにいいんですか?貴方みたいな人が 『ふふっ、丈くん見惚れすぎ』 「わっ、すみません。起こしました?」 『んーん、腕の重みがなくなって気づいた』 痛いかもって思って、ずらしたから 「腕、大丈夫ですか?」 『へーき、それよりこっち』 ちゅっ 『おはよ』 「おはよーございます…」 『どーした?ん?真っ赤だよ?』 「だって…隆雅さんが、カッコ良すぎて」 『ふふ、君のだよ?』 「え?」 『早く君のだって言って…』 「俺の、隆雅さん?」 『クエスチョンなのが不服ですが…何?俺の丈くん?』
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