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私の家の前に着いた。
春樹「じゃあ、またね。おやすみ。」
そう言って黒岩くんは手を振ったけど…、
雛子「ちょっと待って!」
私は黒岩くんを呼び止めた。
雛子「ここで待ってて!!」
そう告げると、急いで家の中へ入った。
大急ぎで目当てのものを手に取って…、
再び黒岩くんのところへ戻った。
雛子「両手出して?」
春樹「…こう?」
黒岩くんの差し出した両手の上に、ドバッと大量のチョコレートを乗せた。
春樹「これは…?」
雛子「勉強を教えてもらった分と、マフィンをご馳走になった分!…それと、送ってもらったお礼も込めて!」
春樹「…こんなに大量に?」
雛子「あっ…!もしかして、チョコレート嫌いだった?それなら飴もあるけど…!?」
慌てる私とは反対に、黒岩くんは大笑いし始めた。
春樹「西野さん、本当に最高だよ(笑)」
雛子「えっ…? あはは…。あっ、ありがとう…?」
ん…? 何が…??
春樹「あははは(笑)チョコレート、ありがとう。じゃあまたね。」
黒岩くんは笑いながら帰って行った。
なんだか今日は、黒岩くんに笑われてばっかりだったな…(汗)
まっ…、悪い意味…ではないから良いよね…??
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