5.

29/50
前へ
/366ページ
次へ
私の家の前に着いた。 春樹「じゃあ、またね。おやすみ。」 そう言って黒岩くんは手を振ったけど…、 雛子「ちょっと待って!」 私は黒岩くんを呼び止めた。 雛子「ここで待ってて!!」 そう告げると、急いで家の中へ入った。 大急ぎで目当てのものを手に取って…、 再び黒岩くんのところへ戻った。 雛子「両手出して?」 春樹「…こう?」 黒岩くんの差し出した両手の上に、ドバッと大量のチョコレートを乗せた。 春樹「これは…?」 雛子「勉強を教えてもらった分と、マフィンをご馳走になった分!…それと、送ってもらったお礼も込めて!」 春樹「…こんなに大量に?」 雛子「あっ…!もしかして、チョコレート嫌いだった?それなら飴もあるけど…!?」 慌てる私とは反対に、黒岩くんは大笑いし始めた。 春樹「西野さん、本当に最高だよ(笑)」 雛子「えっ…? あはは…。あっ、ありがとう…?」 ん…? 何が…?? 春樹「あははは(笑)チョコレート、ありがとう。じゃあまたね。」 黒岩くんは笑いながら帰って行った。 なんだか今日は、黒岩くんに笑われてばっかりだったな…(汗) まっ…、悪い意味…ではないから良いよね…??
/366ページ

最初のコメントを投稿しよう!

118人が本棚に入れています
本棚に追加