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雛子「アイツって…?」
亮「…黒岩だよ!」
雛子「…? なんで黒岩くん…?」
亮「楽しそうに勉強してたじゃねぇか!俺と違って、優し〜く教えてくれるもんな!」
えっ…、待って…?
もしかして、これは…、
雛子「…嫉妬?」
亮「はあぁぁぁ!?!?」
早瀬くんは顔を真っ赤にして立ち上がった。
亮「なんで俺が嫉妬しなきゃいけないんだよ!!!!」
雛子「…うん、そうなんだけど…。でも…」
亮「うるせぇうるせぇ!!良いから早く問題解けよ!!時間がもったいねぇだろ!!」
早瀬くんはそう言って座ると、ブツブツ言いながら勉強を再開した。
なんであんなにムキになったんだろ…?
もしかして、本当に嫉妬だったりして…!?!?
でも、私はすぐに冷静になった。
いやいやいや、そんなはずはない(笑)
早瀬くんは私のことが嫌いなんだから…、
そう思いながら早瀬くんを見ると、目がバチっと合ってしまった。
早瀬くんはすぐに目を逸らしたけど、顔は真っ赤なまま。
でももし…、もしも、もしもだよ…?
もしも、早瀬くんが本当に嫉妬してくれてたとしたら…、
心臓がドキドキして、止まらないよ…!
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