5.

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えっ…、ここは…。 西野雛子が入って行ったのは、図書館だった。 まさか、ここで勉強する気か…? スーパーの帰り道で大荷物を抱えたまま図書館に入るのは変に見えるだろう。 だけど、なぜか確認したい気持ちがすごく込み上げてきて…、 俺は図書館の中に入って行った。 亮「自習できるとこっつったら…」 俺の勘は当たった。 西野雛子は席に座り、大きなリュックからノートやら参考書やらを取り出している真っ最中! 亮「へぇ…。ちゃんと勉強してんのか。」 その時…、 雛子「よし!!頑張るぞ!!!」 西野雛子の気合いの入った声が静かな館内に響き渡った。
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