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周りの人たちも、一斉に西野雛子の方を見た。 近くで座って本を読んでいた、髭を蓄えたおじいさんなんて、西野雛子を睨んでいる…。 雛子「あっ…。ご、ごめんなさい…。」 小さい声で恥ずかしそうにそう言うと、顔を真っ赤にした。 なんだアイツ…。 ほんとにアホだな…(笑) 西野雛子は勉強に取りかかり始めたようだが…、 全然ペンが進んでねぇ!!!! 声にこそ出してはないが、「う〜ん…。」と悩む声が聞こえそうなほど、悩んだ顔をしている。 おいおい、テストは明後日だぞ? そんな調子じゃ…(苦笑) だけどやっぱり西野雛子はずっと悩んだままで…。 ああ!!!もう!じれったい…!!! さっさと答えにたどりつけよ!!!! その時、西野雛子が、何かを閃いたような顔をした。 亮「おおっ…??」
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