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【はずんで♥LOVEボ~ル⚾️】①
強化合宿中、日中はコンクールの練習に時間が割り当てられた。夜はコンクールの自主練や、夏休みの宿題や課題といった勉強…と、自由に時間が使えた。
だいたいの人が、自主練や勉強をしてるのに、私はゆーみさんにお願いして、彼女が読んでいない本を借りては読んで、借りては読んで…を繰り返して、五冊の本を何回もリピート読みしてた私。
二泊三日の強化合宿が無事終わって、現地に迎えにきた貸し切りバスに乗って、高校に到着。現地解散して、十六時過ぎに家に着いた。勢いよく家の玄関ドアを開けて帰ってくるなり、大声で、お母ちゃんにお願い事を叫んだ!
「お母ちゃーん、本買いたいし、お小遣いまえがりさせて!お願いします!」
「ただいまも言わんと、大きなカバンも持ったまま、お小遣いの前借りって、ミキ…どう言うことなん?」
と、たまたま玄関近くの階段を上がろうとしていたお母ちゃんが、呆れ顔で私に一言。
「あっ!忘れてた…ただいま、お母ちゃん」
「お帰り!…って、あんた、忘れてたって…しかも、靴も脱がんと、手洗い・うがいもしてへんのとちゃう?」
「靴脱がへんかったら、家の中入れへんし、手洗い・うがいも出来ひんってー」
お母ちゃんに、突っ込みを入れてた。
(あっ、突っ込み入れへん方がよかった?呆れ顔のお母ちゃんから小言、二言目…言うてる間に三言目言われそう!ヤバイ!…どうしよ?…そ、そうや!困った時には、ゴマスリ作戦?)
息を整えて、落ち着きを払って、お母ちゃんをじーっと見る。
「な、なに?じーっと見て。なんか顔についてる?」
私に、じーっと見られて、少し戸惑ってる様子のお母ちゃん。
「えっ?なんにも付いてへんで。三日ぶりに会ってお母ちゃんなんかキレイになってへん?」
「えっ?ホンマ?キレイになってる?○○を食べたら肌キレイになるって少し前に聞いて、丁度三日前から食べてんねん。」
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