第3話(奴隷区の少女たち)

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オルフェ「付けられてませんよ。俺らを誰だと思ってんすか?」 (A)「まぁ…それもそうか?」そう言うと(A)はタバコに火を付けてふぅーっと息を吐く。 シュンっ コンタ「お久しぶりっすねぇ?3人とも?」 オルフェ「ハーネットの野郎は来てねぇのか?」 コンタ「まぁ…ハーネットはまだ全てを思い出してないからね(汗)?」そう言うコンタの隣にはクリステラが居た。 (A)「その子か?」 コンタ「ええ!!(笑)」 オルフェ「おしっ!!?行くか?嬢ちゃん」そう言うと(K)はクリステラを連れて別室へと案内する。 オルフェ「良いか?てめぇ等…こいつぁ俺の大事な客人だ。丁重にもてなせ!!わかったな!!?」 使用人たち「「はい!!?」」 ??「お嬢さま…こちらへお越し下さい。私がこの屋敷を案内します」 クリステラ「えっへ!!?はい」   ??「こちらはお客様専用の個室でございます」 ??「何か不便な事があればいつでもおっしゃって下さい。すぐに私どもが駆け付けます」 ??「続いてこちらが浴室になります。最大30人まで入れる造りでゆっくりと汗を流せます」女はそう言いながらクリステラに屋敷を案内して回った。オルフェと(A)はその様子を見ながら満足気な表情になってとある所へ向かって歩き始める。 それから数分後…コンタはクリステラを送り届けると再び屋敷に戻り…ハーネットに先程オルフェから手渡された軍資金を渡そうとしていた。 コンタ「ほらよ!!!っハーネット」 ヴァン「そこに置いといてくれ!!」 コンタ「何だよ?連れねぇなぁ?」 ヴァン「別に?何でもねぇーよ?」そう言うとハーネットはタバコに火を付けてふぅーっと息を吐いて空を見上げる。窓の外には季節外れの雪が降り積もっており…これから起きる出来事を予感させていた。この頃はまだ…ハーネットには心の平穏があった。そうこの頃までは…。ハーネットがそうして耽っていた頃…惑星PLANTの管制塔では(J)が(総統である(錦)と連絡を取り合っていた。 錦総統「(J)よハーネットの行方は未だにわからぬのか?」 鬼夜叉丸「はい。私の心臓にかけて誓います」 鬼夜叉丸「現在…わが軍を総動員にしてハーネットの居場所を探ってはいるものの…居所の特定には至っておりません」 錦総統「そうか?」 鬼夜叉丸「総統?いかがされましたか?顔色が少し悪い様に見えますが?」 錦総統「何でもない。それよりGATEが開いた事は知っているな?」 鬼夜叉丸「はい。存じております。」 錦総統「先日…わが軍のエイリアン部隊が壊滅したとの報があった」 鬼夜叉丸「それは誠でございますか?」 錦総統「うむ。だが…その内の1体が近隣の惑星に不時着し卵を産み付ける事に成功したとも聞いている」 鬼夜叉丸「なるほど?では?近々…人間たちとの間に大戦があるという事ですね?」
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