19. Eternal oath

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鮮やかに彩られた夜道を歩きながら、龍也は茉莉花の手をぎゅっと握った。 「もう、寂しい思いなんて絶対させませんから」 龍也の言葉に、茉莉花はきゅうっと胸が締め付けられる。 ──大事すぎるくらい大事にされて、愛されることがこんなにも幸せなことなんだって、この人に出会って初めて知った。 あの時のあたしじゃ、きっと知り得なかった幸せ。 こんなにも胸が苦しくなるほど愛しいと思える感情を、これからも大事にしていきたい。 この人の隣に、ずっと居たい。 「あたしも、絶対幸せにしますからね」 もう夢なんかじゃない。 今の二人なら幸せな道を歩んでいける────。 もう一度、一から幸せを紡いでいこう。 One more【完】
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