123人が本棚に入れています
本棚に追加
「ごめんね。今度はもう少しゆっくりするから。肩、大丈夫? 少し血が出てる····」
「怖いつってんのに強引に奥まで挿れられて、そのうえ流血するくらい噛まれて大丈夫だと思う? めちゃくちゃ痛いっつぅの」
「ごめんなさい」
「····で、なにニコニコしてんの? 全然反省してないだろ」
「だって君の奥、気持ちイイんだもん。それに、僕がつけた痕が綺麗で····」
「キモ。うわ····また大きくなってんじゃん」
「······ダメ?」
「ダメじゃない····けど奥はダメ」
奥までは挿れないなんて約束、どれだけ頑張ってもすぐに破ってしまいそうだ。心の中で先に『ごめんね』と呟いた。君に聞こえはしないけど、きっと僕の目を見て気づいたんだね。
ギュッと固く目を瞑った君に、キスでフェイントをかける。油断して、少し力が抜けたところを狙う為に。
挿入った瞬間、君の見開かれた瞳に僕が映る。
あぁ、僕ってこんなにいやらしい表情をしていたんだね。君といい勝負じゃないか。
涙ぐむ君にまた欲情して、ぱくぱくしている口を塞ぐ。息ができない君は、これでもかと締めつけてくる。
最初のコメントを投稿しよう!