第4話(柊和歌と擬態虫)

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ノエルたちがそうして居た頃…ルナチームの柊こと柊和歌は夜の夕闇の中完全に気配を消していた。模擬訓練が行われてるこの大森林エリアには大きく分けて7つのエリアが存在し…和歌が居るこの第8訓練上付近は…ゆんチームの本部から程なく行った所に位置していた。 柊和歌「心の声(さて…そろそろかな?)」 柊和歌「心の声(ん?あれは?)」 ??「しっかしゆん課長ほんとに可愛いよなぁ?」 ?「バカっ声がでけぇぞヴァンビさんに聞かれたらどうすんだよ?」 ??「あっははは(笑)心配しすぎだって!?んなことぐらいでヴァンビさんは怒んねぇーよ!!?」 柊和歌「心の声(敵チームの下っ端か?)」和歌は心の中でそう呟くと…耳に付けてる通信機でルナに敵を発見した事を伝える。 ルナ「了解。ワカちゃんは暫く敵の監視を続けておいて。周囲に旗はありそう?」 柊和歌「…ない…でも」 ルナ「そっか‥でも?なに?」 柊和歌「敵の身体を使えばわかるかも」 ルナ「身体を!?って何するつもりなの?ワカちゃん?」 柊和歌「僕の擬態虫を奴らに飛ばす」そう言うとワカは通信を切り…静かに目を閉じてフッと息を吐く。数秒後…ブゥーンっという音がしたかと思うと…数匹の虫が何処からともなく姿を見せる。 ルナ「ちょ!!?ワカちゃんワカちゃん」 ルナ「だめっ通信が切れた!?」 隊長「どうした?森本?」 ルナ「ワカちゃんが何かするつもりみたいなんです!?」森本のその言葉を聞いた隊長は「何か?」とルナに聞き返す。 ルナ「うん何か?擬態虫がどうのこうの?って」 隊長「あっははは(笑)森本「柊」を信頼してやれ!奴はああ見えて案外エリートなんだぞ」 ルナ「はぁ…」ルナはそう心配そうな声でため息をつくと…夜空を見上げる。それから数分後…森の南東付近にあるゆんチームの本部近くでは…1つの異変が起き始めていた。 ??「ミっミアビさん…どうしてこんなところに?」
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