第4話(柊和歌と擬態虫)

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ミアビ「何でって?そりゃ作戦の為だよっ!!?」 ミアビ「それより怪しい奴はいないか?」そう言って部下の男に話しかけるのは和歌の能力で創り出した(虫)がその姿を変えてヴァンビに擬態した人ではない何かである。 ??「今の所怪しい者の姿は確認しておりません。」 ミアビ「そうかなら頑張れよ」(擬態虫)扮するミアビはそう言って部下の背中に手を回す。数秒後…服の袖元から一匹の虫が静かに出て男の耳元にそっと近付くと体内へと侵入していく。 その直後に男の様子が少しおかしくなり沈黙する。 ??「認識番号11281…ディーン・マクレガー。好きな物はラーメン。いちご。それから」 その様子を遠目で見守る和歌は自身が能力で創り出した(虫)が敵の体内に入った事を確信すると…とある命令を擬態虫にだす。数秒後…男は何事も無かったかの様に歩き始める。 ミアビ「どうやら上手くいったみたいだな?」そう呟くとミアビに扮していた擬態虫は既に拘束したみみチームのもう一人の下っ端に姿を変えてその場を後にする。
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