運命の日

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運命の日

「ハァっ、ハァっ」 目を覚ますと、そこは家の自分の部屋のベッドの上だった。 「僕はっ死んでっ…」 心臓の鼓動が速く、息も切れていた。あれは夢だったのかと思った。だが、夢にしてはリアル過ぎた。 スマホを見ると、時間は死んだ日の午前0時だった。 「戻ってる。」 時間が戻っていると僕は気づいた。何が起こっているか分からなかった。でも、今日死ぬことはわかっていた。 僕の時間が戻ったのは、きっと僕は殺されてはいけないからだと思った。 「今日は殺されないようにしよう。」 そう思った。
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