4人が本棚に入れています
本棚に追加
2.『百合アプリ使えなくなったから、目的を変更する』②
外に出て私は、いつもの街並みを歩く
目新しいものは皆無だが、あのアプリで変装までしていた為、休日に素の状態で歩くのも新鮮だと思ってしまう
歩くこと10分程で、賑やかな交差点に着く
ちらほらと男性や女性が見ているが、私は気にせずに街並みを歩く
『やばいよ!あの子!美人すぎ』
『よく見たらSea Cometの雑誌に載ってる子じゃない!?』
そんな声が聞こえてきて少し微笑む
Sea Comet〘シーコメット〙とは
私が所属している雑誌メイカーで化粧品や服等の雑誌で、私はそこの専属モデルをしている場所
高校に入る前に、その雑誌を受け持つ会社にスカウトされて今は準レギュラーとしてモデルをやってお世話になっている
そんなこともあって私は、近所では何かとチヤホヤされている
それはさておき、今見られているけどそんな私に構わずに、一人の女性がガラの悪い2人組の男に絡まれている
それを見て私は、ちょっとマナーがないと思い声をかける
「貴方たち、1人に対してなにしてるんです?」
そう問いかけると、こちらに向き直って視線を合わせる
「ヒュ〜 まだかわい子ちゃんがきたぜ」
「この子も連れていこうぜ!!」
そんなことを宣う輩を気にせず、私は淡いオレンジ色のボブショートの女の子に話しかける
「君大丈夫かい?」
「え?は、はい…大丈夫…です」
そういうと、少し震えた声で言葉を交わしてくれる。その時に、何だか凄くドキッとした感覚に駆られて彼女を見ると、凄く高まってくる
それを思った時に、もしかしてこれが一目惚れと言うやつなのかと思って私は心の中で握り拳をつくる
だがこの状況をどうにかするために、これを見て感じたことは、強引に絡まれて何も言えなかったのだろう推測できる
私は彼女を救うために絡んでいる輩を、排除しようと少し睨みつけて呟く
「貴方たち、彼女嫌がってるじゃない2人で寄ってたかってこんな大っぴらで何してるんだか、恥を知れ」
「可愛い顔してすごいこと言うな」
「そんなことはどうでもいい、彼女に絡むな怯えているのが分からないようなクズどもと一緒にいたいとは思わないだろう」
「このアマ言わせておけば!」
そんなことをいって掴もうとするので私は、交わして後ろの裾を掴み地面に叩きつける
「グハッ!」
「このっ!ガキが!!」
そう言ってもう1人も飛びかかってきたので、押さえつけていた男を、回して相手にぶつける
「グフッ!」
2人とも倒れて伏せっているところに、私は怒りを露わにして問いかける
「もうこれに懲りたら、辞めることだなそれと、今の言葉スマホで録音してるから何かあったらこれを出すから、そのつもりで」
そういうと、男二人は真っ青な顔しながら逃げるように去っていった
去っていくのを確認しを得て、私は彼女の元へと歩き声をかける
「もう大丈夫ですよ」
私がそう言うと、安心したのか涙を流してしまう、それを私は泣き止むまで傍にいた
「すみません、お見苦しいところを…」
「気にしなくて大丈夫ですよ、見て見ぬふりは嫌だったので」
「それとお礼がまだでしたね、助けて下さりありがとうございます!!なにかお礼をしたいのですが…」
「お礼ですか…う〜ん」
私は考えて、すこし畝ってそうだ!と思いついたように答える
「なら、私の彼女になってくれませんか?」
そんなことをいって目の前の女の子は『へ?』と呟いて目を丸くするのだった
最初のコメントを投稿しよう!