4.『百合に引き込む為には、顔と財力』①

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4.『百合に引き込む為には、顔と財力』①

お待たせしました!!  次回の続きからの更新です。 雫ちゃんとの出会いを終えて次なる目的を果たすために主人公である実希司が行動を起こす  雫ちゃん攻略戦の始まりを告げるお出かけが今始まる ◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇  土曜日のお昼頃、雫ちゃんと出会い男性2人から救う出来事から1日目  今日は日曜日ということで別れる前に、明日の朝頃からデートをしようと雫ちゃんに言って了承を得て今日、待ち合わせの場所に向かっている  今日は左側を三つ編みにし、少し露出度の高いインナーとジャケットを羽織、デニムの短いパンツを履いてきている。それから、身バレしないように、皮の帽子を被って伊達ではあるけど少し太いメガネも付ける  これなら部分的に見え隠れするのと、同時に際どい所も意識してもらえると思えてこのスタイルに落ち着いた。  私は待ち合わせの広間に着いて雫ちゃんを待つ 「20分も早くに着いていれば大丈夫だろう」  今は午前8時40分程で待ち合わせる時間より20分ほど早いがこれも彼女基雫ちゃんの為と思えば全然苦ではない。色々と昨日は堕すのに準備をしてあれやこれやと思考錯誤しながら今後のことを考えているのも、前までは少し億劫だったが、やはり惚れたとなったらあら不思議、楽しみになってくるから、なんとも不思議な気持ちである。  そう待っていると私が着いてから5分後に雫ちゃんが現れる。昨日は少しはだけた服装だったが、今日は少し柄が入ったお嬢様風のワンピースを来てきてくれた。手には水色のポシェットを持っていた。 「すみません、遅くなりました」 「大丈夫だよ雫ちゃん、まだ待ち合わせの時間にもなってないし、私も少し前に来たばかりだから気にしないで、それと」  雫ちゃんは小首を傾げてきょとんとしている。そんな姿も見れて嬉しいなと思いながら言う 「今日の服装も、雫ちゃんに似合っていて可愛いよ」 「ッ!?」  そう小声で囁いて言うと、耳を押えて少し真っ赤になって少し瞳を潤ませる。  それを見て私は微笑みながら雫ちゃんに言う 「それじゃあ、お出かけしに行きますか、雫お嬢様」 「あ、あう…は、はいよろしくお願いします。司さん」  そんなやり取りをして私たちは、広間から歩いてショピングモールに向かう ▼▽  私たちは、ショピングモールについてどこを回るかを話し合う 「雫ちゃんは、何がみたい?」 「わ、私は、よくお出かけする時は雑貨屋にいったり本を見によく行きます。司さんは休日は何をしてるんですか?」 そう雫ちゃんから言われたので、私は―― 「私は休日、散歩したり家で本読んだり後は仕事の事なんかも考えてたりするかな。 でも、今はそんなことよりも雫ちゃんとどう仲良くなるかや私のことを好いてくれるようになるか考えてるよ。だから、まずは雫ちゃんの事をこの2週間で知れたらいいなとは思ってる」  そんなことを、平然と言ったら私の隣に雫ちゃんが、無言で凄く俯いていた見ると顔や耳が真っ赤になって凄く可愛いなと思えた  それから少しして雫ちゃんが回復したのか顔を上げて落ち着いて深呼吸をしてから私に問いかける。 「司さんは、そんなことを平然と言ってしまえるんですね、私とは住む世界が違うようで本当に横にいていいのか、分からなくなってしまいます。 それでも、私を思ってくれることには、凄く嬉しいです、こんな平凡な私でも留めてくれるくれる人がいるのは、本当に嬉しい…」  そんなことを言って少し自虐的になる雫ちゃんに私は手を掴み話しかける 「雫ちゃんは、私から見ても可愛いと思うし、そんなに卑屈にならなくてもっと自信もってもいいんだよ。この私が、誰よりも雫ちゃんは可愛くて、優しくて、思いやりのある人だと私は思うから、それにこの私が一目惚れしたんだから、自信をもってもらわないと、こっちが報われない」 「司さん……」 「それに今日はデートだよ。もっと楽しもうよ!!」  私はそんなことを言って、雫ちゃんの手を取って、私がおすすめする雑貨やに向かうことにするのであった
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