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北条一政の決意
俺は国で一番の英雄になりたかった。人に尊敬される人間になりたい。
俺にとって英雄は人々に尊敬される存在だった。どんな窮地にあっても屈しないで笑って勝利するのが英雄だ。英雄になるためならどんな苦難でも乗り越えようと思っている。
この国で初めて武闘大会が開かれる。大会で優勝すれば英雄と称される。そして使いきれないほどの大金を手に入れることができる。
大会では闘技場に用意されている武器を使っていいらしい。銃火器はないようだが、剣や盾があるだろう。しかし俺はあえて武器を使わずに素手で相手を倒して英雄になりたいと思った。
俺はこの大会に出場することにした。英雄になるための道として大会に参加した。大会は半年後、それまでに身体を鍛える日々が続いた。攻撃力を高めるだけでなく、どんな攻撃にも抵抗力のある磨き上げられた肉体を作り上げた。
俺が日々の鍛錬を怠ることなくしていると、国で狂気の事件が二つ発生した。
前代未聞の通り魔が出現した。それと国を転覆させようとする者がいるようだ。
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