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武藤圭吾の評価
俺はこの国を統べる王、柳田會様に全てを捧げてきた。護衛隊長としてあらゆる危機を凌いできた。
しかし俺の活躍は正当に評価されていなかった。こんなにも頑張っているのに。
俺も失態があったのは認めている。国中で騒ぎになっている通り魔を発見したにも関わらず逃走されてしまった。
武術なら誰にも負けない自信があった。俺は武闘大会で優勝して俺がこの国を支えているのだと国民と国王に気づいて欲しかった。
大会はサバイバル戦、宮殿内に出場者全員が間隔を空けて配置される。至る所に設置された監視カメラで誰がやられたかはすぐにわかるようになっていた。最後に残った一人が優勝者になることができる。
俺は自分が評価されための道として大会に出場した。俺は半年後の大会のために鍛錬に励んだ。大会では護衛隊長らしく剣や盾を使おう。
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