寺門亮二の執着

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寺門亮二の執着

 俺は賞金首を狙うハンターだ。国中のあらゆる凶悪犯を殺して生活している。  相手は一筋縄ではいかない猛者ばかり。そのために俺は身体を酷使して鍛えている。  賞金首がどこにいるのか情報屋から教えてもらっている。情報料は取られるが仕方ない。  しかし最近、収穫が減っている。このままでは俺は野垂れ死んでしまう。そんな時に通り魔の片山が武闘大会に出場する情報が舞い込んだ。  片山には巨額の懸賞金が掛けられている。俺は嬉しくて笑みが溢れた。こいつを殺したら俺はもう危険な仕事をしなくていい。優勝したらさらに大金も獲得できるようで一石二鳥だ。俺にとっては金が全てだ。  俺は金を得るための道として大会に出場した。大会ではナイフを使おう。相手の首を背後から切り裂いてやる。
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