北条一政の奮闘

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北条一政の奮闘

 武闘大会に俺は出場した。出場者は国中から集められた百五十名。その中でたった一人が英雄になれる。  予想はしていたが、これは厳しい戦いだと思った。宮殿中に轟く号砲が放たれて戦いが始まった。  俺は四方から迫ってくる敵を次々に倒した。倒しても倒しても終わらない戦いだった。  自分で選んだ選択だが武器を持ってないことがきつい。刀剣類の攻撃は一撃喰らっただけで終わってしまう。  俺は敵の攻撃を交わしながら、全力で敵を倒していった。満身創痍の中で、他の敵とは一線を画した奴が現れた。  この国の護衛隊長がそこにいた。誰でも出場できる大会だが、国王を護衛する任を務める人物が出場しているとは思わなかった。
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