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3日目
いつも通りの日だった。
死にたいという感情すら無くなった。
でも、そんな僕は未だに死ねない理由がある。
家に帰るといつも玄関にいる、光莉ちゃんだ。
光莉ちゃんは、いつも僕の家に来て励ましてくれる。
僕が来るなと言っても、絶対来て励ましてくれる。
「死なないで、元気だして...」
延々とそれを聞かされる、正直迷惑だ。
でも、なぜかそれを聞いて涙がずっと出てくる。
それがなぜだか僕には分からない。
でも、その日までにわかるといいな。
いつか、僕が死ぬ日まで。
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