17_seventeen

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17_seventeen ③ 彼の笑った顔が凄く好きだった。 大きな目も笑うと糸目のように細くなるくらいにっこり笑うんだ。 その笑顔を思い出してしまう。 でもいいんだ。 彼を思い出したって。 毎日なにもなく過ぎて、歳をとってしわしわになって、なにもなく終わればいい。 それがきっと僕の生きる道だと思った。 なのに・・・ なのにまた、 また彼と再会する日がくるなんて・・・
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