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数年後、
何時もどおりの日々を送る青年の元に
変化が訪れました。
恋をしたのです。
時々来る商人の娘です。
あの水のように弾ける目と
風のように流れる黒い髪の毛
全てに恋をしたのです。
剣の練習の後、必ず彼女に会いに行っていました。
「スイちゃん!」
目の色からとったあだ名で、彼女を呼ぶ
「はい!あ、ソラくん」
青年の髪の毛の色からとってソラ、彼女が呼んだ
「今日も剣の練習?」
「あぁ、いつか龍を倒すんだ!」
「そっか〜じゃ、そしたらさ、”勇者”だね!」
「勇者?」
彼女が明るい笑顔で言った言葉が胸に刺さった
「勇者かぁ〜それもいいね!」
「応援してる!」
「うん!」
茜空の下
2人は太陽にも負けない笑顔で笑いあった
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