にゃんごとなきだにゃー

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 ブーナがまだしゃけかんをたべているあいだに、ニーナはそろそろとにげていく。のらねこのかいぞくのせんちょうが、ニーナにきがついておいかけまわした。 「こにゃー! ねずみめー! だいじなだいじなおきゃくさまのしっぽをー!」  のらねこのかいぞくのせんちょうがかんにんぶくろのおがきれた。はげしくかんばんをはしりまわる。  ニーナもはげしくかんばんをはしりまわる。  しばらくすると、ふたりともめをまわしてゆかの上でぐったりとたおれてしまった。  ブーナはこのそうどうのあいだでも、しゃけかんをたべていた。 「うまいにゃー! うまいにゃー! あれれれれ? おしりがさむいくてからだがふるえてきたにゃー」  ブーナはしゃけかんをたべるのをやめて、けがなくなってしまった。しっぽをみてしまった。
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