ルーニャー

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「いつまもで、ここにいてもしかたないにゃー」 「ちゅー」  ブーナはすたすたと宝島のいりぐちにはいると、ニーナがなにやらひげをぴりぴりさせた。 「にゃーーー! かゆいにゃーーー!!」 「ちゅーーー!」  なんと、宝島にはかゆくなるむしがたくさんいたのだった。  ブーナはそれでもすたすたとおくへとあるく。  ニーナもすたすたとおくへとあるく。 「あれれ? いきどまりだにゃー」 「ちゅーー」  宝島はちいさなちいさなどうくつだった。  ふたりはそれでも母猫をさがした。  
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