more than thirty-four years ago

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「え、あ、それだけじゃなくて…」 何だか恥ずかしそうな…をい、今更何を照れて… ここであたしの意識が完全に覚醒する 身体の中心に感じた異物感は継続中 そうだ、あたしはあまりの痛みに気を失ってたみたいだ 不意に破瓜の痛みが甦ると同時に羞恥心が… バ、バカ! しまった、思わずいつもの調子で応えちゃった… 念願叶って?ずっと好きだった相手に大切な「はじめて」を捧げることが出来たのに 自分で自分の性格が嫌になる 「そ、そうですよね、すぐ離れますね!」 ズルリ あたしの中に収まった「モノ」が抜けていこうとしている ダメっ! そう言いながらあたしは両手両足を絡みつかせた 「え…でも調子悪そうですし…それにやっぱりこういうコトは…好きな人と…」 何でこいつは学習しないんだろう…その優しさと甘さのせいで自分が傷ついた筈なのに 女の子に恥をかかせる気?それにあたしじゃ何かご不満? あたしの唇は全然違う言葉を紡ぐ 素直に気持ちを伝えたいのに…強がりの言葉を 「いえ!そんな事は!身に余る光栄です!皆のマドンナが相手をしてくれるなんて!正直、夢みたいで」 そ、そう?じゃあ、あたしの身体で気持ち良くなってイイよ…男の人って、その、出さないと、苦しいんでしょ? 「…ありがとう」 その言葉と同時に改めて身体の中心に杭を打ち込まれる感覚が でもさっきほど痛みを感じない そしてあたしも両手をコイツの後頭部に回して 今日はじめて味わった唇をまた味わう事に
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